君が産まれた日のこと

2017年9月29日(金)21:09に緊急帝王切開で君は産まれた。

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予定では10月3日が本当の君の誕生日のはずだったのに、どういうわけか今日、全身でママのお腹を中からグリグリ押しだしたのだ。今日産まれたい理由があったのかな?ママとパパが喧嘩してたからかな?

今日は朝からママがお腹が痛いと言って横になっていたのだけれど、ママの体の変化や状況をパパがあまり調べたり、労ったりしてあげれてなかったことで、喧嘩してたんだよ。「私の言ってることわかってるの!」なんて怒りと呆れのLINEがきたりで、でもパパだって全力でやってるだろ!な想いもあって、すれ違いが発生したお昼だった。(パパが悪いよ全部、、。)

15時からお兄ちゃん(福大郎)の保育園の太鼓発表会があって、本当はママと二人で見に行く予定が、ママが横になっていて結局パパ一人で観に行った。舞台上で幕が上がった時、福大郎はパパの横にママがいないことをすぐに気づいて、ちょっと不安げというか悲しげな目をしていたよ。なんだかかわいそうになったけど、元気に太鼓を演奏しててかっこいいお兄ちゃんでした。

お兄ちゃんの太鼓の後、パパはママと仲直りしたいから「イイジマ」に美味しいコロッケとママの大好物の「こむぎ屋」のおはぎを買いに行くのに付き合ってもらった。帰り道に「ママきっと喜ぶね」なんて言いながらお兄ちゃんと車の中で食べた揚げたてコロッケが美味しくて美味しくて。食べたら疲れたのかお兄ちゃんは車で寝ちゃった。

夜、ママごめんねと、買ってきた美味しいお惣菜を並べて、3人(君はまだお腹の中)で「いただきま〜す!」って元気に言い、もりもり食べてたら、急にママの顔が苦しそうになってお箸を置いた。「ちょっと痛いのが続きすぎてるから先生に電話する」ってママが病院に電話。パパとお兄ちゃんも固唾を飲んでママと先生との電話を聞いた。コロッケをお皿に戻して。

「今からすぐ来なさいって」

ママの一言で、パパとお兄ちゃんはお皿のコロッケとおはぎをガバガバとかきこんでモグモグしながら、入院&お出かけの準備。まさかのタイミングだったし、この週末に君のための最終準備をしようとのんびり構えてた自分を呪いましたよ。

「ああ、おはぎ食べたかった」ママはこの日、なんどもこれを言うことになるんだけど、とにかく車に乗せて病院へ。慌ててブレーキをグッと踏むと「振動やめて!」と後ろのママが怒ってさ。そろりそろり、でも急いで病院へ。すぐに診察。

「子宮口が開いているので、緊急帝王切開にします。今麻酔科の専門医がつくばから車で向かっているので1時間後に開始します」

院長先生に告げられて、ああもう本当に今日なんだと心を決める。ママがんばれ!応援と祈ることしかできないパパ。じいじとばあばも病院に駆けつけてくれて、じっと待つ。持ってくるように看護師さんに言われたパジャマをパパは間違ったりして。福大郎はこの時間お利口に待てるかなとか、ママの体のこと以外にも色々心配して待つ。

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21:09

真っ白なバスタオルとお帽子をかぶった君が、看護師さんに抱かれてやって来た。泣いてたかな?泣いてなかったかな?もう忘れちゃったけど、大きな目をしっかり閉じて君は来たんだよ。この時は抱っこしなかったけど、パパはもちろん、じいじばあばも福大郎もああよかったと一安心。パパだけママのベットに言って手を握って「よく頑張ったねありがとう」と。朦朧としているママだけど、やりきった感、達成感と安堵が溢れ出るいい顔してた。包まれた君がベットに来てママにちょこんと抱かれた時のママの顔。素敵だったよ。

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ママを看護師さんに任せた後、長い時間お利口に待っててくれたお兄ちゃんを抱っこして、じいじとばあばと車に乗り込み帰宅。とにかく母子ともに健康で良かった。そして本当にお兄ちゃんも頑張って我慢して待っててくれたんだよ。えらかったなあ。かっこよかったなあ。

車でぐっすり眠ったお兄ちゃんをお布団まで連れて行った後、食卓の食べかけばかりの食器を片付けてたら、なんだか急にお腹が減って来て、ママのお皿にきれいに残っていた、コロッケとおはぎをぺろっと食べちゃったんだ。あれほど「食べたかった」と心残りを言い残して手術室に入って行ったママには申し訳ない気もしたけど、お皿に残ったコロッケとおはぎはそれはもう美味しくて美味しくて(笑)。

今日、ママが頑張って君は産まれた。まだまだ自分が本当に2人の子供を育てられるのか、不安の多いパパだけど、とにかく今日、君が元気に誕生した。おめでとう。ありがとう。君の名前は「笑之介(しょうのすけ)」。どんな状況でも、どんな人にも、笑顔をつくってあげられるそんな子になってくれたらいいなあ。パパもちゃんと君のパパになれるように精進しますからね。